スタレゾ開発元BOKURAにサウジ系ゲーム大手Scopelyが出資、Tencentと共に主要株主に

スタレゾサウジアラビアコラ
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『ブループロトコル:スターレゾナンス(スタレゾ)』の開発元である上海BOKURA(上海宝可拉网络科技有限公司)に、世界的なゲーム企業Scopelyが出資したことが報じられています。
Scopelyはサウジアラビアの政府系ファンドPIF傘下「Savvy Games Group」が所有するゲーム会社で、『MONOPOLY GO!』をはじめ、現在は『Pokémon GO』『モンスターハンターNow』『Pikmin Bloom』などもポートフォリオに抱えています。
今回の出資により、スタレゾ開発元BOKURAにはTencentに加えてScopelyが主要株主として加わることになります。

この記事では、今回報じられた出資内容やScopelyについて、スターレゾナンスへの影響などをまとめています。

目次

スタレゾ開発元BOKURAにScopelyが出資

中国メディア「36Kr」や「ゲーム陀螺」、海外メディア「Dealroom」などの報道によると、2026年9月23日、Scopelyのシンガポール法人「Scopely South East Asia Pte. Ltd.」が上海BOKURAへ出資し、新たに株主として加わりました。

ゲーム陀螺などが報じた企業情報によると、Scopelyの持株比率は23.94%、Tencent系の广西腾讯创业投资は30.42%とされており、Tencent側が引き続き筆頭株主となっています。
TencentはBOKURA設立初期の2021年から出資しており、当時は20%を保有する最初期の機関投資家だったと報じられています。
現在報じられている持株比率ではTencentがScopelyを上回っており、Tencentは引き続きBOKURAの主要株主となっています。

なお、今回の取引における具体的な出資額やBOKURAの企業評価額などは明らかになっていません。

ScopelyはサウジアラビアPIF傘下の大手ゲーム会社

Scopelyは、アメリカを拠点とする世界的なゲーム開発・パブリッシング企業です。

2023年には、サウジアラビアの政府系ファンド「Public Investment Fund(PIF)」が100%所有するSavvy Games Groupによって、49億ドルで買収されました。
代表的なタイトルとして『MONOPOLY GO!』『Stumble Guys』『Star Trek Fleet Command』などを展開しています。
さらに2025年には、Nianticのゲーム事業を35億ドルで買収。
これにより『Pokémon GO』『Pikmin Bloom』『モンスターハンターNow』などのタイトルと開発チームもScopely傘下に加わっています。

Scopelyはゲームの開発だけでなく、ユーザー獲得やグローバル展開、長期的なライブサービス運営などに強みを持つ企業として知られています。

BOKURAにはTencentとScopelyが主要株主として参加

BOKURAは2021年に設立された上海のゲーム開発会社です。
創業者の陈敏氏はMMORPG開発の経験を持ち、『ドラゴンネストM』などのプロジェクトに携わった人物として紹介されています。

BOKURAの代表作が、バンダイナムコエンターテインメントの『BLUE PROTOCOL』IPを使用して開発された『星痕共鸣(ブループロトコル:スターレゾナンス)』です。
今回のScopelyによる出資によって、BOKURAにはTencentとScopelyという世界的なゲーム企業がともに株主として参加する形となりました。

36Krなどの中国メディアでは、Tencentが中国市場におけるパブリッシングやエコシステムに強みを持つ一方、Scopelyは欧米・東南アジアを含む海外市場でのユーザー獲得、長期運営、グローバルパブリッシングなどに強みを持つとして、両社のリソースには補完関係があるとの分析もされています。

Scopelyは中国ゲーム市場との関係を強化

Scopelyによる中国ゲーム開発会社への投資は、今回のBOKURAが初めてではありません。

報道によると、ScopelyはPerfect Worldの元開発チームから独立した「乘风云起网络科技」を傘下に加えているほか、中国国内に自社の研究開発拠点も設けています。
Scopely自身も中国市場との関係を強化しており、2026年のChinaJoyでは、中国を含む世界各地の開発会社やパートナーとの協業を今後も重視する姿勢を示しています。

BOKURAは新作「Project Hydra」も開発中か

今回の出資に関連して、中国メディアではBOKURAがスターレゾナンスとは別に新作ゲームを開発していることも報じられています。
開発中とされるのは「代号Hydra(Project Hydra / H项目)」と呼ばれるプロジェクトです。

報道では、中世をテーマとした写実的なビジュアルのマルチプレイヤーRPGで、複数のプラットフォームおよびグローバル市場を対象とした作品とされています。

ゲーム陀螺は、Project Hydraについて「今回のScopelyによる投資で重点的に注目されたタイトル」とも報じています。

ただし、Project Hydraの詳細やScopelyとの具体的な関係について、BOKURAまたはScopelyから正式な発表が行われたわけではありません。

スターレゾナンスへの影響は現時点では不明

スターレゾナンスのプレイヤーとして気になるのは、今回の出資によってゲームの開発・運営にどのような影響があるのかという点でしょう。

現時点では、Scopelyの出資に伴ってスターレゾナンスの開発方針や運営体制、パブリッシング体制などが変更されるという発表はありません。
今回確認されているのは、あくまでScopelyがスターレゾナンス開発元のBOKURAへ出資したという内容です。

そのため、「Scopelyがスターレゾナンスの運営を担当する」「日本版の運営会社が変更される」といった情報ではない点には注意してください。

一方で、Scopelyは世界規模でゲームのパブリッシングや長期運営を行ってきた企業です。
今回の出資が将来的にBOKURAの開発体制やグローバル展開にどのような影響を与えるのか、今後の動向に注目したいところです。

参考リンク

おまけ

スタレゾ転生
BOKURA・陳敏氏を『無職転生』の「ターニングポイント4」風にした中国コミュニティのコラ画像(QQより)

第一,和沙特王子交流
第二,写信给玩家
第三,质疑腾讯,但是不要与腾讯为敌

第一、サウジアラビアの王子と交流しろ。
第二、プレイヤーに手紙を書け。
第三、テンセントを疑え。ただしテンセントを敵に回すな。

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